脱ぎ履きしやすいことから「ローファー(怠け者)」と名付けられたスリッポンの一種がローファーです。
そのルーツは貴族の書記官が室内履きにしていた、現代でいうスリッパ的な靴になります。そのため、やはりビジネススーツに合わせる靴でないことは確かで、フォマール度は低め。
とはいえ、カジュアルでちょっと大人っぽさを出したい時、ジャケパンでリラックスさを出したい時、いろいろな場面でアクセントになってくれる人気のアイテムです。ローファーを上手く使えるとおしゃれの幅がグッと広がることも間違いありません。
ファッションは掛け算です。キチッとした髪型や服装でいたとしても、足元が0点やマイナス点であれば全てが台無しになります。
特に靴は歩きやすさの機能性を求めたり、消耗の激しさだったりから、ついつい疎かになりがち。それゆえに靴のフォーマル度を知っているだけで、装いの安定性も増す上に周囲と差を付けやすいアイテムと言えます。大人らしいTPOを意識すれば、「その場に適した装いをしている」という自信にも繋がり、生活を豊かにしてくれるでしょう。