では、英国人がどのようにして雨をしのぐかと言うと、ジャケットにフードが定番。ラフな格好の学生もスーツをまとったビジネスマンも、フードをかぶって小走りしている姿をよく見かける。朝ならば片手にティーも持って、お昼時はフィッシュアンドチップスを。夕方過ぎのパブの前では、小雨のなか、フードをかぶってパイントビールとタバコで過ごす(英国ではパブの中での喫煙が法律で禁止されている)。
それほど「雨に濡れることをさほど気にしていない」「雨が降ったり止んだりするから」「そもそもめんどくさい」のが英国人たちの本音だ。そんな英国人たちだが、身だしなみには人一倍気を使う。雨をしのぐジャケットも、英国紳士はきちんとしたコートやジャケットを身にまとう。今でこそアウトドアブランドのレインウェアを着ている人も珍しくはないが、古くから英国の定番として人々に愛され続けているブリティッシュ・プライドを紹介しよう。