日本のメンズファッションにおいて「アメトラ(アメリカン・トラディショナル)」は王道スタイルです。ただ“アメトラ”と聞くとどんな服装を想像しますか?
VANの打ち出した「アイビールック」のようなファッション? ラルフローレンが提案した「ブリティッシュ・アメリカン」? もしくは80年代のプレッピーや渋カジの「キレカジ
」? または2000年代にトムブラウンが発表していた50年代後半〜60年代後半の「トラディショナル・アメリカ」を彷彿とさせるスタイルを連想する人もいますよね。
答えはどれも“アメトラ”です。正確にはそれぞれ違うスタイルですが、どれも同じ1ジャンルと考えるといいでしょう。
日本における「アメトラ」の礎は、VAN創始者の石津謙介氏によって「アイビールック」として定着。そのためVANのアイコン的な“紺ブレ(紺のブレザー)”は、一着は持っておきたいモノで、大事なのは、それを知った上で自分らしく着るということだと思います。